通信制限ってなに?

WiFi通信に関する話題で頻繁に目にする通信制限。なんとなく通信が遅くなる、繋がりにくくなる。というイメージが浮かびますが、一体どんな目的でどのように行われるのでしょうか? そんな通信制限に関するよくある疑問をまとめました。

通信制限はどうして行われるの?

日々大量のデータが行き交っているネットワークにも、全体の容量には限りがあります。そのため一部の人が大量の通信を行うと、他の人が通信を行えないという事態が起こってしまいます。

それを防いで、全てのユーザーにネットワークを公平に利用してもらうために、容量を使いすぎている人に大して、通信制限が行われるようになりました。

近年、通信技術が上がり、スマートフォンなど端末の性能が一気に向上しました。それによって、通信量が増えたことが通信制限が生まれた背景になっています。


通信制限にかかるとどうなってしまうの?

制限内容は回線事業者によって異なります。月をまたぐまで速度が落ち込んでしまう、いわゆる「通信制限」では、速度が128kbpsほどまで落ちてしまうこともあり、こうなると実質通信が止まってしまったようなもので、ほとんど利用できません。

一定時間速度が低下する速度制限は、月間の通信量が無制限の機種にかかることが多いです。WiMAXの例を取ってみると、直近3日間の通信量が10GBを超えると、翌日の18~26時までの間、通信速度が落ちる。というものがあります。

しかし通信速度が落ちるといっても、1Mbpsほどの速度は維持されるため、YouTubeの標準画質程度であれば問題なく視聴することができます。そのため、画質を落とすなど工夫すれば困ることは少ないでしょう。


通信制限はどうすれば解除できるの?

基本的には制限が解除されるまで待つしかありません。制限適用となったのが月初めでも、月内の容量を超えてしまったのであれば、翌月まで速度が低下したままです。

回線事業者と契約している場合、追加料金を払えば追加で容量を購入することができます。レンタルを利用している場合、ショップに連絡をすれば他の機種と交換する、など対応してもらえる場合もあるので、問い合わせてみましょう。